2007年5月
TUMIのレザーについて、あまり情報がないようなので少し調べてみました。
- まず皮(スキンあるいはハイド)と革(レザー)の違いとは動物の皮膚を剥いだままのものが「皮」、皮をなめし処理をしたものが「革」となります。
- なめしとは、皮のままでは腐敗や乾燥による硬化が進む為、動物の脂やたんぱく質を除外する等の処理をすること。なめし材としてタンニン・クロム・アルデヒド等があり、化学物質をできるだけ排除する観点から植物性(タンニン等)のなめし材を推奨する団体もありますね。
- TUMIのレザー
- TUMIのバッグや名刺入れ等はナパ(ナッパ)レザーを使用していた物が多くありました。特に匂いに敏感でなければ全然気になりませんが、購入してしばらくは革特有の匂いが少々あります。
TUMIのナパレザーの質感は柔らかめで手触りも良い感じですね。
ちなみにナパレザー(Napa Leather)とは、一般にナッパレザーとも言われ
本来は羊皮、山羊皮を使った銀付き革のことをさしていたのが、現在ではクロムなめしをしたソフトできめ細かい牛皮をさす事が多くなったらしいです。
ナパという名の由来としてアメリカのカルフォル二ア州のナパでなめされていたから・・という説もあります。
TUMIのナパも牛革です。雨に塗れた後等は乾いた布でふき取っておく事を忘れずに。軽い汚れがついて時間が経っていない場合でしたら、消しゴムや食パンの白いところで丁寧にこすると取れます。(無理は禁物)
革専用のクリーナーを使用する場合は、革の性質に合うか確認してから使いましょう。
株式会社 アボックさんの革についての解説(皮革工業新聞』第884号より加筆された文章のようです。 - 最近のTUMIのコレクションではグローブタンレザーにを使った物に代わってきました。ナパレザーより少し重く感じるグローブタンレザーは、揉んで馴染ませた仕上げにより柔らかい手触りが特徴の革です。強度や経年劣化を考えて、こちらを使うようになったと考えています。
コーチのグラブタンレザーと同じ意味なのか気になります。
- TUMIのバッグや名刺入れ等はナパ(ナッパ)レザーを使用していた物が多くありました。特に匂いに敏感でなければ全然気になりませんが、購入してしばらくは革特有の匂いが少々あります。