(改)日本市場のTUMIに強力なライバル登場

2005年12月
先日、大阪心斎橋大丸デパートに行った時にTUMI(トゥミ)のトラベルバッグでも見て帰ろうかと思ってバッグ売り場を覗いてみたところ・・。


前回来た時にはTUMIが並べられていたエリアに同じようなナイロン製の他社製品がありました。店員に「TUMIはどこですか?」と尋ねてみると「TUMIの扱いは8月から止めてANDIAMOというブランドを扱うようになりました。」返事が返ってきました。
もともとアメリカの市場ではTUMI(トゥミ)とANDIAMO(アンディアモ)は商品のラインも近く、ユーザーもかぶっています。日本市場ではBEAMSで一部扱っている程度でTUMIほど一般的になっていませんでした。

しかーし、TUMIを扱っていたデパート(大丸の関西店舗では心斎橋店のみ)でANDIAMOに乗り換えたという事は大きな意味があると思いました。店員の話では来年からはBEAMS以外で10店舗程取扱店が増えるとの事。日本の代理店も変わり積極的に販売攻勢をしかけてきているようです。
カタログをもらったので概略を見てみる。
イタリア語で”Let’s Go”を意味するブランド名を冠するメーカー。”製品の品質”と”職人による生産”に対する絶対の責任は耐久性に優れ、軽量のデュポン社製コーデュラナイロンを使用した世界で最初のラゲージを発売した1978年から今日も変わらない。

ここで注目なのは1978年から強度が高いナイロンを使ったバッグを発売しているとういこと。そう、TUMIは1983年 TUMIの代表的な製品となるバリスティックナイロン製の231 デラックス・ガーメントバッグを発表しているので、ANDIAMOのほうが先なんです。
商品のラインはVALOROSOというTUMIの価格帯に近いシリーズとBRAVOというかなり安価なシリーズがあり、どちらのシリーズもTUMIの同タイプより安価かも(店員の説明では内外価格差を縮める努力をしているとの事)ホイール付きのバッグのグリップが手前に倒して持ちやすくなっていたり色々工夫されている。

ANDIAMO(アンディアモ)を扱うヤフーショップリンク
最後に思った事(ガンダムネタが分からない方は読み飛ばして)
日本というプレミアム?ナイロンバッグ戦場に、量産ガンダムTUMIが暴れていた頃、他のナイロンバッグはザクや良くてもグフ扱いだった。そこにアメリカ戦場ではライバルだった高機動ゲルググANDIAMOが量産、投入されたという感じ。TUMI、頑張らないと勢力図が変わってしまうかも。

TUMIとANDIAMOどちらが良いのか日本のユーザーが決めていく事になるでしょう。
TUMIは日本の正規ルートでの価格をもう少し考える必要があるのかも。

2020年7月
上記で書いたANDIAMOはセレクトショップでの扱いも減りメジャーなユーザーを獲得するまでには至りませんでした。

kusunoki
関西在住 写真撮影とガジェットが好きな男性・ Foreign Exchange(FX)も