バッグのポケットにプレートがあってバーコードと数字が刻印されているけど、なんだろう？と思った方もいらっしゃると思います。このプレートは需要な意味があります。
トゥミ・トレイサー・プログラムとは
紛失や盗難にあったバッグをユーザーの元へ戻すサポートをするトゥミ独自のプログラム。
１９９９年にプログラムがスタート。
バッグ内にあるメタルプレートには個々の製品毎の 20 桁のトレイサー番号が刻印されています。「トレイサープログラム」に登録すると、そのナンバーの情報がデータベースに入力されます。
紛失したバッグを発見した拾得者（発見者、公共機関等）が、バッグ内のメタルプレートに刻印されているフリーダイヤル（アメリカ以外は有料）に電話すると、トレイサー番号により所有者の氏名等が照会され、ユーザーにその旨を連絡するというシステムです。
（一部のコレクションにおいて、トレイサープログラムの対象外となっている場合あり）
赤□の所に20桁のトレイサー番号
その下の26109D2DEはスタイル番号
（コレクションによってプレートの形式に違いがあります。）
実際の登録について
登録は公式ページのトレイサーへの登録よりできます。
２００５年当初は、自分のバッグを登録しようとして間違った番号を入力した時に”Your tracer number is invalid. Please try again.”と英文が表示されて登録できなかった事を確認。
２０２０年７月現在は間違った番号を入力した時”トレイサー番号が不正です。”あるいは”トレイサー番号 はすでに登録されています。”と表示され登録できませんでした。
既に登録されたトレイサー番号と、出荷時にバッグに割り振った正規のトレイサー番号は分けて管理されていますね。
そして登録が完了すると「トレイサー・メンバーシップIDカード」が送られてきます。
また２０２０年７月現在、正規店で購入するした直後のTUMIのトレイサー番号は、トレイサー登録されていません。後にユーザー自身が登録する必要があります。
個人情報の管理の課題はあるのは承知の上で、ユーザーが望めば、購入店舗にて購入情報を公式ページをハブにしてリンクされるほうが売上アップになる気もします。
トレイサー登録内容を変更する方法
２０２０年９月時点 TUMI公式ページで登録できる”マイアカウント”はトレイサー番号と紐づけがされていません。
その為、転居した時等にマイアカウントを登録情報を変更してもトレイサー登録内容には反映されない為、 トゥミ・カスタマーセンター までトレイサー番号と変更内容 (新情報、旧情報ともに) を連絡する必要があります。
トレイサープログラムの番号が既に登録されている可能性について
「トレイサープログラムの番号が既に登録されている可能性について」気になりましたので、ＴＵＭＩ製品のトレイサープログラムについて公式サイトのお問い合わせページから【製品保証に関するご質問】に質問メールを送信しました。
＜滅多にない話だとは多いますが念の為＞
流れとして、問い合わせ自体は
トゥミ・カスタマーセンター
TEL: 0120-006-267
受付時間：10:00 ～ 17:00 （土・日・祝日は除く）
MAIL:ec-info@tumi.com
が受け取り、問い合わせ確認メールも ec-info@tumi.com から届きました。
そして回答は info.japan@tumi.com のメールアドレスから トゥミ・ジャパン・カスタマーセンターの送信者名で届きました。ec-infoからinfoへ内容を共有した後に、ユーザーへ回答されるルールのようです。成程。
トゥミ・カスタマーセンター と トゥミ・ジャパン・カスタマーセンター は表記だけの違いで同じと考えました。
さて
メール文そのままの公開は問題があるかもしれません。
要点だけ編集して公開します。公式ページからの文面は、とても丁寧な文章でした。
トゥミ・ジャパン・カスタマーセンター様 ありがとうございます。
質問
２０桁のトレイサー番号が他の人が間違って入力した場合、またコピー商品の不正なタグについている適当な２０桁の番号（実際に適当な番号をふった偽物はあると聞きました）が入力した場合はＴＵＭＩ公式サイトで登録まで可能でしょうか？
登録可能な場合、正規の手続きで購入したＴＵＭＩのバッグのトレイサー番号が同じになってしまった時、正規の購入者はどのようにしたら良いでしょうか？
回答文を編集（メール文は丁寧な日本語）
正規購入者様によるトレイサー登録で登録が出来なかった場合は、こちらのメールにてユーザーから連絡をお願いしたいとの事。（その際は正規店での購入証明の提示が必要となる。）
弊社（ＴＵＭＩ側）より既登録者様へ確認をし、削除や変更の依頼をする。
また、トレイサー登録内容については正規購入者の内容へ上書きをしてくれる。
こちらのメールとは何か→元アドレスがinfo.japan@tumi.comとなっていましたね。
まずは公式 問い合わせの「トレイサー登録に関するご質問」からが良いでしょう
偶然でも２０桁の番号を誰かか間違って先に登録してしまう可能性について否定はされませんでした。「既にユーザーが登録した番号」と「ＴＵＭＩが正規品の出荷時に自サーバーに送った番号以外の出鱈目な番号」はトレイサー番号として入力できない模様。
そして既登録者への確認で、入力ミスであれば既登録者へ正しい番号を入力してもらい、ＴＵＭＩへ問い合わせたユーザーのトレイサー番号が入力できるようにする。
既登録者の商品が本来のトレイサー番号でないと判断されると、そのトレイサー登録自体が取り消され、ＴＵＭＩへ問い合わせたユーザーのトレイサー番号が入力できるようにする。
という事かな。
私としてはバッグにiTunesカード等のようなＩＤが表記されたスクラッチカードを付属させてはと思っています。トレイサー登録をする時にユーザーがパスワードの目隠しを削り、サイトでトレイサー番号とパスワードを入力するとか。そしてTUMI公式ページのマイアカウントとの紐づけですね。
トレイサー・メンバーシップＩＤカードの実物
ＴＵＭＩのトレイサー・メンバーシップＩＤカード
２００５年9月
以前はバッグ付属の革製ネームタグに入れていました。（バッグとは別に自分が持っていないといけませんよね）
新しく買った２６０３１のカードは２００5年9月現在はキーケースの内側ポケットに入れています。バッグを無くした時に照合するなら手元にある必要があります。（カードと共に郵送された手紙にもバッグと別にするよう記載されています）
でも、それなら何故トレイサー・メンバーシップＩＤカードに「見つけた方は、ホットライン番号に電話してください」と英語で書かれているのか謎だな。カードは手元にあって紛失したバッグを探すルールなんですし。