4年使用したメッセンジャーバッグ形態のTUMIです。
以下のような使用方法でした。(結構タフな使い方をしていましたね)
購入
2001年頃 大阪のデパートにて購入(209D3)
使用方法
建築現場に書類を詰め込んで肩にかけて移動し、床置きで放置することもあり。
既存建築物に重い計測機器を入れて肩にかけて移動。
研修場所に辞書のように厚いテキストを何冊も入れて移動。
メンテナンス
雨や塵の汚れは、硬く絞ったタオルで拭く。
TUMI及び修繕会社の修繕は行なっていない。
修理の費用が容認できる範囲なら、修理サービスを体験してみたいと思っていました。
その後、買い替えを検討する方向に変化。
2020年現在のメンテナンス方法とは違い簡易な形でした。
劣化損傷箇所について
ナイロンに穴
写真ではナイロンにショルダーストラップの金具が入り込んでます。
現在では金具の形状・ナイロンの強度が変わっています。
この写真のメッセンジャーバッグの形態がTUMIではメインの商品でない為、長期使用でのカバー部分と金具の接触具合が予想できなかったのだと思います。
金具が開けてしまった穴は、それ以上広がる事はありませんでした。
こうなってしまって買い替えを検討。
ファスナー周り ナイロン生地のほつれ
前面の小物用スペースに付いているファスナー周りのナイロン生地がほつれています。
このほつれの下のファスナーを何度も開閉しているうちに生地の痛みが出ました。
この写真の撮影後にほつれ糸を切っておきました。
TUMIのファスナーは、糸を噛んだくらいでは開閉不可能になりにくいですが用心の為に。
2020年7月現在のTUMIについては、こうはなりにくいと思われます。
あくまで、このカテゴリーのバッグの状態は究極です。
内部プレートが露出
この写真は、これからTUMIを買おうかなと思っている人にはショッキングだったりするかも。
バッグのヘッド(背骨部分にあたる箇所)の中に入っているプレートが裏地ナイロンを突き破ってます。他のブリーフバッグのハンドルにはプレート自体がありません。
こんな風になるのはメッセンジャーバッグの形態だった為だと思われます。
ここまで使い倒す前に買い替える人が殆どだと思います。この予兆が出始めた時からは、工具を入れたりして、ビジネスバッグの使い方ではなくなっていました。(しかし工具が当たっての損傷ではありません。)
アフィリエイトで稼ぐつもりなら、こんな写真は見せては駄目でしょうね。
しかし自分が購入したバッグがどんな風に年老いていくのか知りたい人は、沢山いると思ったので公開しました。TUMIは非常にタフで機能的なバッグですが、いつまでも修理なしで激しく使えばこうなる場合もあります。又、売れ筋の26031、26041等のデザインで写真のようになる事はあり得ないでしょう。
ショルダーストラップ肩当ての滑り止め劣化
209D3ののショルダーストラップ肩当て部分です。4年経過すると裏の黒い滑り止め塗装が細かく剥がれてきましって、現在は殆ど残っていません。
剥がれ落ち始めたらタワシのような物で全て剥がしてしまうほうが良いでしょう。
この状態の肩当てでも滑らず又、自分の肩になじんでいるので新品の物より使いやすいくらいですが、見た感じは恰好良くは無いですね。
ショルダーストラップのみの購入は可能です。
ALPHA ショルダー・ストラップ・ラージ(TUMI公式ページ)
私はショルダーストラップが傷んだ時には、直営店で買い替えています。
なので下記のサイトは参考としてチェックしてください。
2020年7月現在のストラップは、裏面の塗装の剥がれがここまでひどくなっていません。滑り止め部が進化してきていると感じました。TUMIの各部品の中でもストラップの進化は目立ちます。
総括
他社(吉田)と比べてどうか?
丈夫です。吉田製のバッグは一度穴が開くと、そこから穴が広がっていく事がありました。
こう書くと吉田製のバッグを否定してるとか言われそうですが、吉田かばんも普通に使っています。
吉田かばんのビジネスバッグやポーチは軽く機能的で、気に入って使っています。
全体の印象はどうなる?
4年経過してヨレました・・・。ニュアンスとしては、暑さにやられた犬のような感じです。
「防弾チョッキにも使われるのと同じような素材で作れれてるんだぜっ」と聞いて使い出して
「なんだ壊れる事もあるじゃないか」と思う事があるでしょうが、そりゃいつかは壊れます。
しかし、ビジネスに使うバッグとしての機能は長期間保持します。
(飼い主に忠実な犬のイメージ、やはり犬か)
このレビューで述べたメッセンジャーバッグの形は、この年代のショルダーストラップの金具に合っていなかった可能性がありますね。
最近同じバッグを持っている人がいて、ちょと照れないか?
これは最近良く聞く話です。
商談先や電車でTUMIを持ってる人と会う事は増えてきました。
私も、できれば人と違う物を持っていたいと考えるほうなのですが
機能とシンプルな外観で選ぶとTUMIになってしまうのです。
革製のかばんは、丁寧にメンテして使い込むと味が出て良いですね。
汚れる心配が無くデスクワークが主体となりそうな職種なら革製をメインにするのもアリだと思います。
ファッションとしてでなく、道具として使い倒すのがTUMIという認識です。
場所や服装に応じてかばんも持ち替える事が必要なのでしょう。
2020年8月に思いかえして
公開時に、ここまで損傷のあるTUMIを公開して応援してる事になるのかしらんとも思った記憶があります。それでも、それまで私が同じような用途で使ったバッグの中では、一番長持ちしました。このバッグの現物も処分して手元にはありません。私が使ったTUMIの中で一番タフに使ったバッグでした。